拠点の移動

 

ちょうど一ヶ月前の今日、国立から家を引っ越しました。

この一ヶ月たびたび国立ロスになったりもしたけれど、もうなんとか「ここで生きるぜ〜」という気分になってきた。
国立、ほんとにほんとにすきな街で、このままずーっとここに居るんだろうなあとよく思ってたんすよ。
本屋や喫茶店やスーパーが充実していて、緑が多くて、治安もよくて、住んでたアパートも日当たりが最高だったしそれなりに広くて家賃も安くて大家さんがとってもいい人だった。
居心地のよさはほんとうに最高。ただ、居心地がよすぎて脳みそが溶けそうになってしまったというか…

拠点がずっと変わらないと、動きがパターン化されてくる。
パターン化されてくると、どんどん考えなくなる。
考えても考えなくても生活は続くし、それなら考えないほうが楽だし良いっていう人もいるでしょう。しかしね、飽きっぽいわたしはそれがどんどんストレスになっていったんですね〜。あのほら、散歩してたらうっかり知らない道見つけちゃって、この先どうなるの?!でも気になる…!!ああどんどん前に進んじゃえ!!みたいなワクワクを探知するアンテナが死んでいくような感覚?とにかく、このままここに居続けたら、脳みそ溶ける!!!っていう危機を感じたのだった。

引っ越そうかな、と思い立ったのはだいたい7月頭ごろで、自由に外出できない状況が続いていたことに気が狂いかけていたのもあったかと。「いっそ福岡に移住したろか!」とか「湘南のほう住んだろか!」とかかなり偏ったところから物件探しをはじめて、福岡の家賃の安さに泣きながらいやいやそれはさすがに現実的ではない…と思い直してどうにか神奈川県と東京都の県境あたりに決めました。物件決めたのは7月18日、思い立って約2週間。よっぽどだね。
ちなみに国立には4年ちょっと居ました。その前にすぐ隣町の立川に4年居たので、あの地区を8年ちょっと、ぐるぐるしていたのだ。それは長い。

さて拠点を移動して一ヶ月。
国立のような文化的な雰囲気はなく、ほんとになんにもない郊外ですが、ちょっとずつ生活のベースがかたまりつつあります。
いまの家、作業スペースが前よりうんと広くなったのでがんばれそうだ。
広さもあるけど、生活するところと作業スペースがきっちり分かれていることがとてもよい。気持ちの切り替えがスッとうまくいくかんじ。

また数年後、脳みそ溶ける!!と言いつつここから移動するのかもしれませんが、ひとまずしばらくはここで生きていこうと思います。