つづきの記し

 

まだまだ簡単にはおわらなそうな非・日常を記しておこう。
前回なんかいろいろがんばる的なことを書きましたがさてどんな日々か。

ゴールデンウィーク前のある日、相変わらず近所を走っておりました。
どこへ行くにもマスク必須な世の中ですが、正直走るときにマスクなんて苦しくてやってられない。マスクをしないかわりに、なるべく人の少ない道を走るようにしてました。しかしその日、ぼんやり選んだルートの行く先にうちの近所では一番の大通りを通ってしまいました。やっぱり人はけっこう多い。というか、自粛とは?と言いたくなるくらいにふつうに賑わっている。
「あ、しまった、ここは速めに走ってしまおう」そう思いそそくさとふだんよりはちょっと速めに足を進めていたところ「マスクして走って!!」という声が。
言われたときはよくわからないまま通り過ぎしばらくして「あ、今のわたしに言ったんだ!」と認識したようなかんじです。
たしかにマスク、しなきゃだめか…そうだよな…
わたしは、走りながらしゃべったりしてるわけではないしマスクなしでも大丈夫なのでは?という気持ちがありました。しかし人によってはマスクをしてない他人がいるということ自体が恐怖なのだ。そこまでの想像力はなかったな。
そう思いながらおばさんに注意されたあともその大通りを走り抜けました。
そこですれ違う人のなかにマスクをしてない人はけっこういました。マスクなしで走ってる人もいました。あのおばさんはこの人たちとすれ違ったら、わたしに言ったときと同じように注意するのだろうか。わたしがあのおばさんより年下で言いやすそうな身なり・顔立ちだから言っただけではないだろうか。
未知の病に対する対策の意識は人によってぜんぜん違うものなんだ、という想像力が足りてなかったことは申し訳なかったな、と思うと同時に、あのおばさんの妙に嫌味な口調が、なんだか腑に落ちない。
この出来事がひっじょ〜にもやもやして、それからなんだか走るモチベーションが下がってしまった。しかもゴールデンウィークを過ぎたあたりからあからさまに街に出てる人々が増えている。なんなんだ一体。
という状況と重ねてわたしは生理周期でかなり気分の浮き沈みが激しく、二週間くらい超無気力な日々を過ごしていました。
この浮き沈みをなんとかしたいとずっと思っていたけれど、ピルを飲み始めてからだいぶマシになったということでもう最近はあんまり気にせず、はいはいもう浮上するまでじっとしてますよ、と諦めている。

きのうあたりから気分が浮上してきたので走るのも再開する。
マスクは、する。ちょうど先日実家からいろいろ送ってもらったもののなかに、父が買ったらしい水着素材の布マスクのおすそわけがあったので、それをする。
不織布だったら汗でべっしょりしてしまうけど、これなら帰宅して汗だくの服と一緒に洗っちゃえばいいし。
マスクをして走ると案の定苦しいし暑い。でもマスクをしてればどの時間帯にどこを走っても大丈夫、と思うと心強い。